
最近雨が多くじめじめした季節がやってきているなか
私の自律神経器官は順調に破壊されている訳なんですが
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
どうも某社員です
そういえば、タイヤの空気は何を入れていますか?
いえガソリンの話的なことではなくてですね
ごく稀に、「タイヤのエアーは窒素以外ありえない」
といった過激派の方もいらっしゃるんです。
ドライバーの多くの方はその詳細を知らない方もいらっしゃると思いますので
今回はそこんところを教えてトントンしていこうと思います
頭が痛い物理、量子力学の話
気体の熱膨張による内圧の変化による影響
通常の空気は約78%が窒素、21%が酸素で
あとは水蒸気や二酸化炭素で構成されています。
その中で、酸素と水分は「温度変化(絶対温度)」により体積が
変わりやすい気体となっています。
つまり!気温が上がることにより膨張して気圧が上昇することになります。
逆に寒くなると収縮する傾向にあります。
一方窒素ガス(N2)は分子が比較的、安定傾向にあります
そのため温度変化による体積変化(=膨張率)が低くなります。
さらに水分をほとんど含まず、圧力変動も小さくなります。
その結果として、タイヤの内部圧力が外気温&走行摩擦熱によってもたらされる
影響を極限まで軽減することができるようになります。
特にトラックにおける効果は大きく発揮されます
・車両重量が重く、タイヤ温度が上がりやすい点
・金属の抗酸化作用も研究結果のひとつでは存在する
乗用車においては、街乗りレベルだと感じづらい印象ですね
長距離走行やスポーツ走行の場合など
ケースによりけり感触は変化します。
| 観点 | 乗用車(街乗り) | トラック |
| 温度変化→圧変動 | 減(理論値) | 大幅減(実用的) |
| 走行安定性 | 微増(スポーツ向け) | 向上(荷重変化に強) |
| バーストリスク | 気持ち低減 | 理論上低減 |
| 効果の体感 | 用途次第 | 感じやすい |
要点のみまとめますと
『窒素=温度で膨らみにくいガス』といった
理論上の性質を持ち、
軽い乗用車のような車(街乗り)には”ちょっと便利”で
重いトラックなどには”そこそこ便利”
になるってハナシですね。
そんなこんなでいろいろ説明はございましたが
いかがでしたでしょうか??
今後ともいろんなタイヤコラムを
更新していこうと思っておりますので
お楽しみいただけたらと思います。
最後までお読みいただき、心より感謝いたします。
ご質問・気になる点などありましたら、お気軽にご連絡ください!



