お客様から「高速道路に再生タイヤのトレッド部が落ちていた」等の話を聞くことがありますが、おそらく写真のようなタイヤのことではないでしょうか?
この写真は別々のお客様で手前が4軸低床車で245/70R195、奥が4トン車で225/80R175になります。両方新品タイヤでリトレッド(再生)タイヤではありません。損傷名としてはブリーディングCBUと言って空気圧の低下によって走行時のサイド部の屈曲が大きくなり、異常発熱し、サイド上部付近のコードが周方向に切れてしまう損傷です。2本とも大きなボルトが刺さっていました。それにより徐々に空気が抜けていったと思われます。不幸中の幸いで大きな事故にはなりませんでしたがBSN(ブリヂストンサービスネットワーク)を利用して対応することになりました。
チューブレスタイヤの特徴でもありますが釘が刺さっても急に空気が抜けずに徐々に抜けたために起こる損傷です。日常点検で見つけることが可能かもしれません。乗務員の皆さま日常点検よろしくお願いします。
もちろんリトレッドであってもこのような損傷がおこる可能性はありますが、しかし両方ともトレッド側にスチールベルトという部材が残っていました。決してリトレッドした部分がはがれているわけではありません。リトレッド部分ならゴムだけのはずです。
空気圧が低下すると新品タイヤでもリトレッドタイヤでも故障の原因になります。弊社では現在ご来店のお客様には無償で空気圧点検をしております。ぜひご来店下さい。